1人が本棚に入れています
本棚に追加
猫
ママの妹が来ました。
「どんちゃん」
「大きくなった」
ママの妹のベンガル猫どんちゃん。猫年齢二歳。このはとかえでが初めてあったのは三ヶ月とかだったと思います。少しの間、預かることになりました。
「すごい元気」
「この棒が好きなんだね。あははは。かわいい〜」
どんちゃんもこのはとかえでが大好きです。
このはもかえでもどんちゃんと一緒に遊んでつかれちゃいました。二人が寝るとどんちゃんも一緒に寝ます。ゆっくりな日曜の午後、ママはお友達に会いに、パパはお家で趣味の料理。金魚鉢で泳ぐ魚に餌をやって観察しています。なんとなくパパに似ているマイペースさん。たいせつに育てた金魚らがいなくなっちゃったけど、ゆっくりのんびりな魚も家族の一員。
「ただいま〜」
「ママおかえり〜」
「おかえりママ」
「おかえり、楽しかった?」
「うん、ありがとう。いい匂い。二人はお昼寝した?」
「これは明日の晩御飯用のスープの匂い。二人はぐっすり寝たな」
「寝た〜」
「どんちゃんも寝てたよ」
「よっし。じゃあ、お出かけしようか!!」
「そうしますか!!」
「やったー」
「いこう、いこう、どこいくの?」
「ついてからのおたのしみ〜〜〜」
「ただいまーどんちゃん」
「どんちゃーん」
「あっ」
「えっ」
「おっ」
「どうしてっ」
パパとママ、このはとかえでは目をパチクリして驚きました。おうちにあがったら金魚鉢がじゅうたんに倒れていてびしょ濡れ。ゆっくり泳いでいたお魚が横になって動きません。どんちゃんは窓の横でちょこんと座って日向ぼっこ。帰ってきた家族をふりかえってまた外を見つめてしらんぷり。
最初のコメントを投稿しよう!