金魚鉢

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猫 ママの妹が来ました。 「どんちゃん」 「大きくなった」 ママの妹のベンガル猫どんちゃん。猫年齢二歳。このはとかえでが初めてあったのは三ヶ月とかだったと思います。少しの間、預かることになりました。 「すごい元気」 「この棒が好きなんだね。あははは。かわいい〜」 どんちゃんもこのはとかえでが大好きです。 このはもかえでもどんちゃんと一緒に遊んでつかれちゃいました。二人が寝るとどんちゃんも一緒に寝ます。ゆっくりな日曜の午後、ママはお友達に会いに、パパはお家で趣味の料理。金魚鉢で泳ぐ魚に餌をやって観察しています。なんとなくパパに似ているマイペースさん。たいせつに育てた金魚らがいなくなっちゃったけど、ゆっくりのんびりな魚も家族の一員。  「ただいま〜」  「ママおかえり〜」  「おかえりママ」  「おかえり、楽しかった?」  「うん、ありがとう。いい匂い。二人はお昼寝した?」  「これは明日の晩御飯用のスープの匂い。二人はぐっすり寝たな」  「寝た〜」  「どんちゃんも寝てたよ」  「よっし。じゃあ、お出かけしようか!!」  「そうしますか!!」  「やったー」  「いこう、いこう、どこいくの?」  「ついてからのおたのしみ〜〜〜」  「ただいまーどんちゃん」  「どんちゃーん」  「あっ」  「えっ」  「おっ」  「どうしてっ」  パパとママ、このはとかえでは目をパチクリして驚きました。おうちにあがったら金魚鉢がじゅうたんに倒れていてびしょ濡れ。ゆっくり泳いでいたお魚が横になって動きません。どんちゃんは窓の横でちょこんと座って日向ぼっこ。帰ってきた家族をふりかえってまた外を見つめてしらんぷり。
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