プロローグ

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プロローグ

 「表面張力ゲームやらね?」  その大和の言葉を聞いた時、これはチャンスかもしれない…と思った。  ずーっとずーっと心の中にあった、大和への想い。  いつからなんてわからない。  けど、笑った顔を見ると気持ちがふわふわして、ちょっとでも手が触れると心臓がぴょんぴょんはねて、大和が頑張っている姿を見るだけで私も頑張ろう!って思える…それは、きっと……。  でもそれをちゃんと見ちゃったら、形にしちゃったら…何かが変わっちゃうのが怖くてフタをしてきた想い。  大和が言い出した、ゲーム。それに勝てたら、その時は……。
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