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俺ではなくて
はうっ!
バクサーパンツ一枚だけになった国親の股間を見て、思わず声が漏れそうになった。
でかい。
パンツの膨らみだけで大きさが想像できる。
まだ勃っていないだろうに、それが大きくなったらどうなるんだ。
動画なんかで見る外国人のありえないような巨根並みだろうか、生唾をごくりと飲み込んだ。
「俺さ、女とアナルはやったことないんだけど、どうすればいい? 」
「…… ちょ、ちょっと…… 待ってもらってもいいだろうか」
ベッド横のチェストからローションを取り出し、急いで解そうと慌てる。時間がかかってしまっては、国親の気が変わってしまうかもしれない、この状態で正気に戻ってしまうなんて、それほど恥ずかしいことはない。
「やったことないけど、知識はあるよ」
そう言って国親が笑みを浮かべていきなりローションを奪い取ると、自分の手のひらに垂らす。そしてそのまま俺のアナルへ塗りたくると、解し始めたものだからたまらずにエビぞってしまった。
「あっあああぁぁぁんっ!んっ!」
「いつもの一朗太じゃないし、その喘ぎ声、不思議と興奮するな」
俺の右手を取ると、その手を国親の股間へと誘う。
すでにガチガチビンビンになっていた。
やはり、途轍もなくでかい。
ああ、こんなに大きなモノが俺の中に? 想像しただけで俺の股間が爆発しそうになる。
「んん…… き、君は…… だ、男性の…… んん…… あぁ…… ん、モノを見て…… な、萎えないのか? 」
今訊くことではなかっただろうが、国親も興奮しているのなら安堵する。
「ん? 萎えないよ…… 高校生の頃は友達とよく ”兜合わせ” とかして吐き出してたし」
友達とよく “兜合わせ” ? なんだこの、ジリジリとする胸の焼けるような音は。
「き、きみな、ら…… んん…… あっん…… 」
したことないと言っていたのに、解し方が優しくて上手で、それだけでビクビクとしてしまって上手く喋れない…… というか、今、喋らなくていいのだが、気になる。
「そ、んな…… ん、ふっんん…… 兜合わせ…… ん、ああっん……など、しなくたって…… はぁぁぁん…… 女性の相手は…… いっぱ、い…… ああぁん、やっ!あん!…… いる、だ、ろ? あああぁぁぁっ…… 」
こんな途切れ途切れの言葉、俺の言いたいことは伝わっているだろうか。
「面倒な時もあるじゃん、すぐに気持ちよくなりたい時とかさ」
伝わっていた。
そして、解している指が出たり入ったりしている。
「…… な、ら…… じ、ぶんで…… はぁ、はぁぁ…… ん…… あ、あぁもう、だめ…… も、う…… 」
「自分で慰めろって? 一朗太だって兜合わせの気持ちよさ、知ってんだろう? オナニーより全然いいじゃん」
にやにやと妖艶な目を俺に見せて、焦らすようにアナルをゆっくりとマッサージする。
俺の言いたいことを即座に分かってくれる国親。
一昨日に電動バイブで慰めたばかりだ、きっとすぐに穴は解れる、もう、挿れて欲しい。
「た、のむ…… もう、ほしい…… 」
気付いたら、国親の指がすでに三本這入っていて、もう一本指を挿れようとしていた。
「そ、そんなに…… 大丈夫だ」
「だって俺のデカいもん。拳挿れておいた方がいいんじゃん? って、くらいだぜ」
…… ああ、どうしよう、俺のペニスがヒクヒクとして、先端からよだれを垂らすように我慢汁が滴っている。
「さてと」
国親がボクサーパンツをずらすと、それはものすごい勢いで嘘じゃないかと思えるほどのペニスが俺の目に飛び込んできた。
「デカいだろ」
国親の言葉に、思わず頷いてしまう。
俺の足を高々と持ち上げ、後孔をさらけ出される。国親のペニスの先が当たり、腕で顔を隠した。すでに感じまくっているけれど、這入ってくる時の顔は見られたくない、恥ずかしすぎた。顔を隠していない方の手が、たまらずに俺の膝裏を持ち上げている国親の腕を掴んでしまう。
「あ、や、っや…… んん…… いや…… や…… 」
「んん…… 挿れるぞ」
「…… ん………… ああぁぁぁっ…… 」
「き、っつ…… すっげ…… 」
ヌチヌチと、少しずつ国親が這入ってくる。
「んんっん…… んっ…… 」
ものすごい圧迫感、こんなに大きなペニスが這入ってきたことはない。
「…… っ、はぁはぁ…… 」
国親が真剣な顔で眉間に皺を寄せながら、腰をゆっくりと動かし奥へと侵入してくる。
「…… よ、し…… 動くぞ」
こくん、と目を瞑ったまま頷いて、いつの間にか自分でも膝裏を抱えていた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あん、ん、ん、ん、ん…… 」
国親の腰の動きに合わせて声が漏れる。太くて硬くて大きなペニスが俺の後孔で扱かれている、国親が感じている。
そう考えただけで興奮した。
そして、達するのだと思うと、幸せに感じた。
俺が自分で膝裏を持ち上げていたから、国親は手を離し、俺の乳首やペニスをいじりながらピストンを繰り返す。
「やっ!いや…… あ、ああぁんっ、だ、めっ!ねぇ…… だ、めぇぇぇっ…… 」
たまらず俺が二度目の液を吐き出すと、まもなく国親の動きが速く強く激しくなり、国親も達する寸前なのが分かった。
「イッく…… イク、でる…… イク、イクッ!」
国親が俺の上に覆い被さり、ぐったりとして俺の頬を撫でた。
「…… すげぇな、アナルって…… 」
俺ではなくてアナルか…… まぁ、当然だが、ほんの少しがっかりしてしまう。
それでも国親とセックスをした、それだけでなぜだか心が満たされたように思う。
「もう一回、いい? 」
射精したのに勃起したままの国親。
俺だって何度達しただろう、久しぶりのセックスに俺はすっかり我を忘れて乱れに乱れまくった夜、いつの間にか国親の胸の中で眠りについていた。
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