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めんどくさい
淡々とした日々を過ごしている。
ほのかに暖かくて幸せな日常。
僕はなんとなく姉とは気が合うのだろう。
姉は優雅にお昼寝をしている。
姉は付き合う男にすぐ飯炊きばぁさんにされてしまうと嘆いている。
姉のへの字口を見ながら、ぶふふっと笑ってしまう。
姉は小さい頃からギリギリまで我慢するくせがある。
その本人には大きな苦労が、への字口を加速させる。
「食器洗わなきゃ。」
そう言って姉はむっくり起き上がった。
そういう所だぞと思った。
「姉ちゃん、今日は食器洗うよ。」
寝起きの顔で姉は笑った。
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