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マジマジを斎藤さんを見上げていると、
「何か俺の顔についているか?」
「ついてませんって、私ってなんで浴衣着てるの!!」
幸いブラジャーとキャミソールの下着、パンツとオーバーパンツは履いていたけど・・・。
「・・・。山崎だ。断じて俺ではない。」
グーで眼の前の推しを殴ろうを掲げたが拒否された。多分ヤマザキってあの山崎烝だと思うけどさ。
「あっそ。残念。」
「なぜだ?」
「だって、会ったこともない人だし。突然殴れない。」
「はあ。」
何そのため息。腹立つ。
なんとなく斎藤一が身近に感じられた。
「今日は早く寝ろ。どうせ家出したか、親が殺されたかでいく宛がないのだろう。明日の朝お前を紹介する。副長と局長はお前を知っているから大丈夫だ。俺が無断で拾ってきたわけじゃない。」
何気に失礼で怖いことを言う。
誰が親を殺されただ。
うざいくらい健在だし。たぶん。
でもポンポンと布団を叩く音に落ち着いていつの間にか私は寝てしまっていた。
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