探偵西野と空色のくま

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? わからない。  こんな時はいつだって、と中尾を探すと、男子一団に加わり騒ぎ出していた。  移動早っ。  わからないのはいつものことだ。  私はそれ以上はもういいやーということで、芽久と共に誰だか何だかが止めない雨の、降ってくる先を見上げ眺めた。  細くやわらかくぐっしょりと濡れてしまう雨。  季節はそろそろ真夏だけど、雨はしみじみ降っている。  
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