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沈黙の中、ずっと貴方の横顔を見ていた。
あらためて、綺麗な顔だな、と恍惚としていた。
『なに、そんなに見つめられたら照れるんだけど』
見つめていたことがバレていた。
『いや、本当に綺麗な顔してるなって』
素直にそう云った。
『口説いてんの』
半分照れ隠ししながら、フッと笑っていた。
『ねえ、私からもちゃんと口説いていい?』
『うん』
『私、貴方となら──』
そう云いかけたそのとき。
トラックが真正面からぶつかってきた。
燃え盛る中、私たちは鈍色のペアリングをした指を絡ませながら手を繋いでいた。
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