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そして
その後は彼は他人が暮らす似非両親の元には帰ることはなかったのです。
あれから約15年が経ち・・彼も40代にて結婚もして子供も授かりました・・彼は結婚も子供も他人の両親側には一切知らせることは無かったのです。
その後・・彼の実家がある町から一通の手紙が転送にて届きました。
彼の似非両親がどちらも亡くなったとのこと。
土地家屋を改めてどうするかの手紙だったのです。
彼は父親が亡くなった時に遺産相続放棄をしているので自分は相続をしないと町役場に連絡をします。
ただ・・亡くなった他人の両親はどこの墓に入ったんだろう?
また最後まであの初老の男のことは分かりませんでした。
後年彼は墓参りに家族で行ったそうです。
ただし・・お寺に永代供養費を払って無い為に墓は撤去されていました・・またお寺も代替わりにて・・あの似非両親がどの墓に入ったのかは分かっていません。
この話しは実話にて・・です!
少し奇妙で怖い感じでしょ!
終
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