母の死

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母の死

彼の母親は彼が18歳の時に亡くなりました。 彼は雪国の出身です、寒村と言っても良いでしょ! 訃報を聞いて彼は雪深い寒村の実家に帰りました。 百々懲りなく母親を()くって彼は職場に復帰します。 母親が亡くなってから5年後に父親から連絡が来ました。 父親が男寡から後妻を娶るとの連絡でした。 父親は五十を過ぎていますから・・細やかにて自宅で彼と新しい母親だけの挙式だったようです。 彼の実家は農家です。 一人息子が東京にて就職しましたので父親は自分の代にて農家を廃業と考えていたようです。 ただそれでも一人での農業は少し無理がある為に今回の後妻を娶ることに後々彼から聴きました。 後妻さん・・つまりは彼には継母にあたります。 彼の継母の印象では"物静か"にて・・どちらか言えば"根暗"な感じを受けたそうでした。 父親の再婚から彼は帰省をそれでも盆か暮れにしています。 帰省してもどこか昔とは違う雰囲気でした。
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