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最近、俺らには行きつけの居酒屋ができた。芸能人が多く利用しているらしく、二階は全部個室になっている。若い俺らには、生意気すぎるくらい上品な店だ。俺はまだ飲めないけど、料理が上手いから満足。
「はるー、あんたお酒飲めるようになってもぜんっぜん変わんないね、面白くない……」
「いや君がひどすぎるんでしょ。那月ちゃん、ちょっと飲み過ぎだって。わかってる?明日も練習あるんだけど」
「綿谷だけがまだ飲めないのかー。半年後ガンガン飲ませよー!ねー、はるーっ!あははは」
「ゔお、え…。ちょっ!やめて!やめろっ!」
「なんでー!肩組んでるだけじゃん!」
「ほとんど首、首だから!折れる!死ぬ!ちょっと孝則くーん!オタクの嫁どうにかしてくれますー⁉︎」
那月と波瑠がじゃれてるのも気にせず、孝則君は俺に飲み物を注いだ。って、酒じゃん。
「ちょっと飲んだら。みんな飲んでるし」
「いや、いーよ。孝則君が捕まるよ?」
「間違えて飲んじゃった。って言っとけよ」
「じゃ、ちょっとだけ」
ビールか。俺あんま炭酸好きじゃないんだよな。
「綿谷おまえ、最近寝れてるのか?」
「……なんで?」
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