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「はぁー、まじ誰かいねーすか。つか、みやもっさんがやってみるとかどっすか?」
「無理っす」
「てかまだ童貞?」
「…いや?」
「おお!まじ?どこの女?なんで言ってくれないんすか?報告忘れ?」
「コウくん、俺…結婚した」
「…え」
「キャバ嬢だよ」
「…えー!まじすか、すげぇ。え、キャバクラ行くんすか?」
「行かないよ。たまたま道で出会った」
「はー?どゆことっすか」
「えーと、店の前の道で泣いてたから、中に入れてあげて話したら仲良くなって」
「なんすかそれ!おとぎばなしかなんか?その女大丈夫なんすか?」
「…大丈夫だよ」
「いや、みやもっさん女と付き合ったこともないじゃないすか」
「でも、この子がいいなって思ったから」
「ま、騙されてもみやもっさんには恐ろしい兄貴がいますからね。なんとかなるっすね」
「コウくんは、今は誰かと…」
「いないんすよ〜これが」
「そーなんすか?」
「で、みやもっさん!その女の写真ないんすか。品定めさせてほしいんすけどー」
言い方悪すぎるけど。
「あるよ?」
とりあえずスマホの写真を見せる。
「え、うわ!まじ!?若くね?」
「かわいい子なんすよ」
「まじ騙されてる確率高くないすか」
「ないよ」
「俺、みやもっさんがめちゃくちゃ心配!もー、まじで言ってる!金取られるって!やべーって!」
「だから…」
あれ、寝てる…
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