59人が本棚に入れています
本棚に追加
「お母様。マーサ、心配かけたみたいね。私、王妃に毒を飲まされて」
「やっぱりそうだったのね。あの王妃許せません」
「そう言えば大変なの。ディミトリーは国王の子供ではないの。それにカルバロス軍が攻めて来るわ」
ルヴィアナは何もかも思い出してパニックになる。
ランフォードがすぐにルヴィアナのそばに近づいて話をする。
「カルバロス軍はもう排除した。安心してルヴィアナ。ディミトリーの事はシュターツに帰ってからにしよう。今はゆっくり休もう」
「ええ、そうよ。あなたはまだ気が付いたばかり、しっかり食べて休んでそれからよ」
ランフォードがこれだけは言っておきたいと。
「コホン。母上。ルヴィアナが落ち着いたら私たちは結婚します。彼女からも承諾を頂いております」
「まあ、あなた達もうそんな話を?」
「ええ、だってランフォード様ったら、私の耳元でずっと愛してるって、私がいないと生きていけないって…結婚して欲しいと…そんなふうに言われ続けたらすぐにお返事してしまいますわ」
ルヴィアナが真っ赤になって言う。
最初のコメントを投稿しよう!