66エピローグ

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66エピローグ

 数日後。王都シュターツにカルバロス軍指揮官のパトリスが連れられて来た。  王宮の厳重な警備の元彼の取り調べが行われた。  取調室でパトリスは王妃クレアと結託していた事。ディミトリーが国王になったらレントワール国に攻め込んでレントワール国をカルバロス国の属国にすることなどいろいろ計画をしていたらしい。  王妃クレアは捕らえられ取り調べを受けた。  ディミトリーも国王の子ではない疑いが掛かり幽閉された。  すべての事が明らかになり宰相リカルドは絶句した。  すぐにシャドドゥール公爵家は元通り公爵家として呼び戻された。  ディミトリーは国王の座を奪われクレアは王妃でもなくなる。  クレアとパトリスは厳重な警備の牢獄に入れられることになった。  ディミトリーはクレアの生家である伯爵家が受け入れてもらうことになった。  そうは言っても向こうも跡取りはいるので爵位はもらえないだろうが、ディミトリーはそれでもよかったらしい。  ステイシーと一緒ならとふたりはカルバロス国で暮らすことになった。
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