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大統領に扮して、彼の命を守る。それが俺の役目らしい。そのために、大統領の体型に似せるとともに、顔を整形して仕草も訓練するとのこと。
「これが大統領のプロフィールだ」
世話役の男が分厚い資料を俺に渡した。大統領の出生から現在までの経緯、嗜好品から女の趣味まで書いてある。
「3日後に試験をする。それまでに全て記憶しておくように」
男はそう言い残すと、俺を残して部屋を出て行った。俺はうんざりしながら、資料の1ページ目を開いた。
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