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「知ってるならさぁ、」
「知ってるからこそ、違うってわかるんだよ!」
修二はヒートアップした自分が恥ずかしくなりました。キンタ〇のことで。キンタ〇のことで。
「冷静さを欠いたら、ピュアなのは金〇で決まりだよ」
「どういうことだよ! 絶対俺の彼女だよ」
ヤレヤレといった感じで太助は肩をすくめました。
「じゃあさ、お前の彼女がいかにピュアなのか俺にプレゼンしてくれよ」
「プレゼン?」
「そう。お前の彼女がいかにピュアなのか俺にプレゼンしてくれよ」
同じことを二回言いやがってと修二は思いましたが、それはさておき、自分の愛する人がキンタ〇に負けるわけにはいけないと考え始めました。
「枚挙にいとまがないよ」
「そうか」
修二は構えました。デュエル・スタンバイです。太助は腕を組んで仁王立ち、王者の貫禄です。
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