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「なにしてんだ?」
修二は立ち上がると、素早く直人に近づきました
「なあ、聞いてくれよ、俺の彼女とキンタ〇、どっちがピュアだと思う?」
「キンタ〇!?」
太助も直人の傍らに立ちました。
「金〇だよな?」
「金〇?」
直人は呆気に取られていました。しかしそれは二人の圧に押されてというよりは、金〇を知らない様子でした。
「金蛸?」
「そう、キンタコ!」
「キンタコ?」
「そう、金蛸!」
直人はうーんと考えて、やがて口を開きました。
「『銀〇こ』じゃね?」
「『銀だ〇』??」
修二と太助は首をひねりました。
「あれだろ? この前、太助の家に行ったとき、太助が買ってきたタコ焼きのことだろ?」
修二は得心と手をたたきました。
「そう! 太助が袋ごとブルンブルン振り回して買ってきた、あのタコ焼き屋さん!」
「そりゃ、『銀〇こ』だわ」
「『〇だこ』かぁ~」
「『銀だ〇』かぁ~」
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