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「だってだってだって!こんなんおかしいだろ!?ただの知識マニアの平民ごときが知っていいことじゃないんだよ!
蘇生薬って何!?普通エリクサーが先じゃないの!?」
「そんなん簡単だろ?」
「は?どこがだよ。」
「お前のスキルが、エリクサーぶっ飛ばして蘇生薬いったみてぇに『開発者』のキャパを飛び抜けたんだよ。」
「そんなことってあり?」
「実際ある。」
「この世界は摩訶不思議。」
「あぁそーだな。」
「やけくそだな。」
「そうだよ馬鹿野郎。俺だって生きてきた中でこんなこと起こったことがない。普通の皮を被った道理を超えたナニカ。人間のふりしたバケモンだ。」
「俺今バケモンって言われた?」
「そーだな。それで?回復ポーション作るんだろ?ほら、ささっと進めろよ。」
「あ、そうだったわ。ありがとうグレちゃん。」
「はいはい。」
投げやりに返事したグレちゃんがドガっとソファーに座るのを横目に俺は回復ポーションの製作を始める。
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