衝撃の言葉

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「学んだことは消えませんわ。私たちの糧になります。絶対に」 「例えば、30位で嬉しいと思う人もいれば、悲しいと思う人もいますわ」 「2位でしたら、私の予想ですと100人中98人・・・いや99人は嬉しいですわ!」 「は?」 「だから、ものは考えようということです。つまり、どうか真面目に勉強した自分を褒めてあげて下さい」 「あ、それと、私、不正は絶対しておりませんわ」 「気になるのでしたら、教科書のどこを問題にして下さっても構いませんわ。いつでも、訪ねて来て下さい」 「良いライバルが出来て嬉しいですわ」 その光景を遠くから眺める黒髪の凛とした青年が、私に近寄ってくる。 つけている学年を示すブローチから三年生だと理解した。 「リーネット・アステリア嬢。こちらに来て頂けますか?」 そう仰り、その青年は私を遠くの空き教室まで連れていって下さる。
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