リーネ・フローリアからリーネット・アステリアへ

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リーネ・フローリアからリーネット・アステリアへ

私は、わずか17歳で厳しい状態にたたされていた。 毒によって。 「お姉様、死んじゃ嫌ですわ!」 妹のリリが泣きそうな顔で私の手を握ってくれている。 「あら、リリ。私、死ぬつもりはなくてよ?まだまだ生きる気満々ですわ!」 「お姉様はいつも気持ちだけお元気なのは嬉しいけれど、寝たきりで言われても信憑性がありませんわ!」 リリの頬に涙が伝う。 リリの隣のお母様も今にも泣き出しそうである。
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