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アルト様の目からそっとさらに一粒涙が溢れた。
「リーネ、俺も君を愛している。愛しくてたまらない程に」
アルト様がもう一度私に口づけをする。
「リーネ、俺と結婚してほしい。必ず、幸せにすると誓おう」
アルト様の言葉に私は頷いた。
「アルト様。不器用でも謎が多くても、優しくて愛情深くていつも私のことを想って下さる貴方が大好きですわ!」
私はアルト様にもう一度勢いよく抱きついた。
アルト様が私を優しく抱きしめ返す。
空き教室に夕焼けが差し込む。
オレンジ色に照らされた教室が、あまりにも輝いて見えた。
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