雪の日の奇跡

父と母、そしてわたし。
そしてそして、黒と白のハチワレの猫。
これがわたしの家族だ。

ハチワレの猫は、近所の野良猫が小さな洋食屋さんの車庫で産んだ子猫たちのうちの1匹だった。
保護猫ボランティアの方がその子猫たちを保護して、たまたま譲渡会を覗いたわたしが一目惚れした子だった。

猫好きなわたしは、たまたま散歩に出たときに、近所の公民館で開催されていた猫の譲渡会に飛び入り参加した。

会場ではたくさんの猫たちがそれぞれケージの中に入って、たくさんの人とお見合いをしていた。