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リリアンネ視点
それから父様から説明を受けた
この世界は男女比が激しく、圧倒的に女性が少ないこと、この国では兄妹結婚が許されている事など
「つまりお兄様は筆頭婚約者というものになるのですか?」
「そういう事になる」
「これからよろしくね リリア♡」
「は、はい」
最後お兄様の語尾に♡がついていたような……あまり踏み込まない方が良さそう……気の所為、、うん気の所為だ
「ニッコリ」
そんな事を考えてる私にお兄様が狂気的な笑みを浮かべていた事を私は知らなかった
数時間後
「そろそろ部屋に戻ろうか」
「はーいおやすみお母様、お父様」
「おやすみリリア」
「あぁ」
「お兄様」
「どうしたのリリア」
「ここはどこのお部屋ですか?私の部屋じゃないんですけど」
そう私の部屋は白とピンク出統一された可愛らしいお部屋のはずかのだけど今いる部屋は白で統一されたオシャレなお部屋だもん
「ここはね、僕とリリアの二人の部屋だからね」
「子ども部屋みたいな感じですか?」
「少し違うかな?」
何が違うのでしょうか?
「?」
「何が違うのかって思ってる顔だね」
「!なんで分かったんですか?」
「顔に書いてあるからね」
「そうかな?」
別に何も書いてないと思うのだけど……?
「クスクスここの部屋はね簡単に言うと夫婦が使う部屋かな?」
「ふうふ?でも私達は婚約者にはなりましたけどそのふうふにはなっていませんよね?」
「これから夫婦になるからいいんだよニコ」
「そーなんですねウトウト」
眠くなってきちゃった
「おやすみリリアいい夢見てね」
チュ
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