共通点

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清水幸太郎。48歳。独身。前科7犯の犯罪者だった。 事情を知るため、彼が住んでいるアパートを訪ねる。チャイムを鳴らすと、すぐに出てきた。彼はすぐに、警察と分かり、任意だが、警察署に連れて行った。 彼は、障害者だったが、話しは出来た。が、情緒不安定だった。話しをするが、彼は非協力的だった。 「俺はなにも知らね!!これは任意だよな?協力なんてしねえよ?それとも、逮捕するか?ボケ!!」 彼はなにも知らないようだ。だが、爪の一部が、彼の犯行を示す証拠だったので、彼を逮捕した。 取調べを始めるが、彼は支離滅裂なことばかり言うので、取調べは難航した。津田圭一の共犯者かと思い調べたが、2人の接点はなかった。 そして、また、殺人が起こった。  また、若い女性だ。清水幸太郎を逮捕した、その日に死体が見つかった。 また、顔が剥がされていた。 津田圭一は、1日ハロワに通っていた。そして清水幸太郎は、留置場にいた。2人の接点を探すが見つからない。 殺人は約1週間で4人殺されている。 清水幸太郎や津田圭一はアリバイがあった。清水幸太郎は、本当に分からないらしく、しばらくして、釈放した。「馬鹿たれ!」 と清水幸太郎は怒鳴り帰って行く。 可能性を排除するため、清水幸太郎を監視する。が、彼の行動に問題なかった。 動機と犯行が分からない。これが、警察を困らせた。パトロールも強化するが、犯人は引っかからない。そして、また、死体が見つかる。今度の死体は、顔が潰されていた。今まで、裸で、捨てられていたが、今度は、服を着ていた。検視官達は、証拠を探すが、駄目だった。 そして、容疑者扱いの清水幸太郎、津田圭一をマークしたが、無駄だった。 地道な捜査で分かったことが、見つかる。それは、一人の刑事が発言した。「この2人は、刑務所にいて、その後、釈放された時、どこに住んだのだろう?」 警察は、2人の住所を徹底的に調べた。すると、2人は、ある県のグループホームに住んでいたことが分かった。そして、ほとんど同じ時期に引っ越しして住んでいた。さっそく、彼らを重要参考人として、連れてこさせようとしたが、2人は、怒っていた。 「任意なら断る。無関係なのに、違法な逮捕して、謝罪も無く、今更、協力してくれなんて、むしが良すぎるぞ。お前らのおかげで、仕事、クビになったからな!?」 彼らは拒否した。仕方ないと思い、手がかりのグループホームに向かう。 鈴木と湯川と言う2人が、グループホームの相談員だった。雪がチラチラと降り始めた。おそらく積もるだろ。フルフルと刑事が身震いする。 鈴木と湯川の2人に聞いた。清水幸太郎と津田圭一のことだ。2人は言う。「あの2人は猿犬の仲でしたね。よく、喧嘩していました。お互い、些細なことで口喧嘩して、わたし達を困らせたので、よく覚えていますね」 2人の接点が繋がった。そして、警察は、捜査のために、ここに住んでいる人間や、ここを出ていった人間達の資料を出してもらい、その資料を借りた。膨大な資料だったが、警察は、一人一人調べた。そして、ある人間を見つけた。
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