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酔っている彼は昨日の事を覚えてない
「んぅ……ふわぁ…………もう朝……?」
目を擦りながら起き上がり自室を出る。トコトコと廊下を歩きリビングの扉を開ける。そこには彼の姿があった。しかもスーツ姿で着替えは終わっている。
「おはよぉ。」
「おはよ弥生今日は珍しく寝坊助だな。」
この態度から察するに昨日の事何も覚えてないパターン。
「昨日大変だったよ」
「え?何でさ?」
不思議そうな顔をするどうやら本当に覚えてないみたい。
「だって昨日茉弘酒癖悪かったもん」
「え!?ごめん……次は飲まないから」
酷くショックを受けた顔をして私は思わず慌てる。
「いいよ、それに茉弘も息抜きしたいでしょ?」
「た、確かにそうだけど…」
彼が息抜き出来る場所を死守しないという思が勝り何とか考えを改める様に説得する。彼にとっては仲間と飲みに行く事がストレス発散方なんだと考えに至った。
「じゃあ飲んで来たら?酒癖が悪いって言ってもそんなに悪くないから。」
「さっきのは冗談って事?」
「さぁ?どーだろね?」
意地悪な返答を返す自分でも分かっている彼がまたお酒を飲んで酔っ払ってしまったら昨日みたいになるって。頭では分かっているがどうしても昨夜の事が忘れられないでいた。
(首輪してないからお仕置されるかもしれない)
考えただけで下半身が反応する。昨日の事は言えない。だって優しい彼が自分を責めるかもしれない。
「ボーっとしてるが大丈夫か?」
「あ、うん大丈夫!少し眠たいだけ」
彼は心配そうにするが私はなんでもないかのように振る舞う。2人で朝食を作り食べ終えると
「じゃあ仕事行ってくる。」
「行ってらっしゃい!!気を付けてね」
彼は私の額にキスをしてから出社する。
彼を見送りドアが閉まる。その後には小さなため息をついてしまった。彼は昨日の事を覚えておらずよかったやら寂しいやら、で心がモヤモヤした。
(次はいつ飲みに行くのか事前に連絡して欲しいな。)
自室に戻りベッドに寝転がりながらスマホを見る。
仕事の関係上それは無理だと言われたけど飲みに行く時くらい連絡を寄越して欲しいものだ。
「ふわぁ……眠い………ちょっと寝よう………」
スマホを枕元に置きそのまま眠りについた。
_____________________
暫く平和な日々が続いた。寂しいと思う反面何事も無いのはいい事だと思い毎日を過ごした。そして1週間2週間3週間と着々と時間が過ぎ去り1ヶ月が過ぎ去った頃。
「遅い……。」
彼の帰宅が遅いのだ。又してもあの時と同様連絡は無し。これは飲んでいるのかはたまたただ単に帰るのが遅くなっているだけなのか分からなかった。
「ただいま。」
扉が開く音と共に声が聞こえ急いで彼を出迎える。
「おかえり遅かった…………ね」
彼の方を見ると手には紙袋を持っていた。何処かで何か買ったのかなと気にはなったが詮索はしないようにした。
「ほら、これ。」
「わっ!!」
紙袋を渡され中を見ると犬コス用の犬耳と尻尾が入っており、ついでに首輪も入っていた。
「あの………これ……」
困惑しながら紙袋と彼の顔を交互に見る。
「今すぐ服を脱げ。」
「っ………はい」
彼の絶対的服従命令を告げ私の身体はあの時を思い出しゾクゾクしていた。言われた通り着ていた上の服下の服も脱ぎ下着のみの姿になった。
「脱ぎました」
「いいや全部だ。」
下着も脱げと言われパンツとブラジャーを脱ぎ全裸になった。
「よし、それでいい。」
「あっ…」
全裸になった事で風通しも全身に当たり何も着てないと言うだけで変態みたいに興奮した。
「メス犬なんだこれも必須だろ?ほら後ろを向け」
「はい」
後ろを向き、ヌルヌルした何かがお尻の穴に入ってきた。それがローションである事に気付き、茉弘は穴に指を入れお尻を解す。
「ふっあぁ……ぁっ」
ビクビクと身体が痙攣の如く跳ねる。それでもお構い無しに指を上下に動かす。
「よし、シッポ入れるな。」
「おっ……おひり入って…」
問答無用で勢い良くパールが付いたシッポを入れる。弥生は軽くイキそうになりながらも耐える。
「犬耳着けたら完成だな………ん?」
蕩けている弥生に犬耳カチューシャを着ける。そして茉弘は何かに気が付いた。
「首輪外したな……。」
「ふぇ...………?」
顎を掴まれ茉弘は怒ったような表情をする。
「悪い子にはお仕置だな。部屋に行くぞ。」
「え?………」
弥生を抱き上げ何処かの部屋に向かった。階段を降りた先に古びた扉があり看板に立ち入り禁止と書かれていた。鍵を開け部屋に入ると、見た事無い物が置かれていた。分かるのはシングルサイズのベッドだけだった。
「此処は………?」
「お仕置する為の部屋だ。」
ベッドに寝かせられ此処は何処なのかと尋ねる。すると茉弘はお仕置部屋だと言い放ち驚愕した。
「今から僕にお仕置される事くらい分かってるだろ?」
「っはい」
ベッドの鉄の部分に手錠が2つずつかけており空いてる方の手錠に手首をかけ固定する。
「主人の命令を無視し勝手に外したんだからな。」
「あ………ごめんなさいご主人様」
押し倒す感じになり茉弘は弥生の顎を持ちながら言う。弥生は主人の意に背いた事を謝る。
「っあ………ぁ」
手を手錠で拘束され、動きが取れない状況で茉弘の言うお仕置が始まる。目隠しをされ、お尻に入っている犬のシッポを抜いた後、中に挿入れられたのはバイブだった。それは音を立てて小刻みに震える。
「お仕置きとしてイク寸前で止めるからな。」
「そんな…………ぁ」
目を隠された状態で何をされるのかと弥生は興奮した。そして寸前に止められイクのを阻止され焦らされる事にも気持ちよいとさえ思った。
「そん…………な…いきなり」
強弱のスイッチを押され、中にされた弥生は激しく動くバイブの動きを感じ、軽くイキそうになったがそこで動きが弱まりイクにイケなかったのだ。そう茉弘がスイッチを押し弱にしたので自ずとイク事は許されなかった。
「イケな…ぃ…………」
「簡単にイかせられるとでも?」
またスイッチを中に移動し先程と同じく、弥生はイク寸前で止められてしまう。それを何回か繰り返された。
「ご主人しゃまイキたいれしゅ」
5回目くらいで弥生は限界を迎え遂にはお強請りをする。
その様子を見た茉弘は耳元まで顔を近付けた。
「何て言うか分かってるな?」
「ふぁい……」
快感で敏感になっている耳元で囁かれ弥生の下はキュンとしていて更にぐちょぐちょに愛液で濡れていた。
「ご主人しゃまの…言う事を聞けないメスに」
「おちんぽを入れてイかせてくらしゃい…」
目隠しされた状態で今自分はどんな姿なのか分からないが身体が疼き彼を求める。今度は玩具ではなく本物を挿入れられて子宮の入口を責める。
「なら、イケ。イク時は主人に報告しろ」
「あっ………ぁご主人しゃま♡………イキまひゅ」
弥生の身体は頂点に達し、一気に来る快楽が押し寄せた。
びゅるびゅると性器から白い液体を注がれる。
「あっ♡まられて…」
お腹が膨らむくらい大量に中に注がれイキ続けていた。ドクドクと未だに注がれる液体に弥生は何度もイッた。
「ほら、コレもう外すなよ。」
「ひゃい…………ぁっ♡」
性器を抜く事はせず挿入れられたまま新しい首輪を着けられる。彼が動く度にグッと中を圧迫されまた身体がゾクゾクしイキそうになり、何回絶頂したのかすら弥生には分からなかった。茉弘は性器を抜き弥生の顔に近付ける。
「ほら、舐めろ」
「はい♡……んっ...……くちゅ……はぁ」
液体でドロドロになった性器を咥える。舌で舐め取り前回と同じく綺麗になるまで舌で舐める。
「よし、いい子だ。」
「っふ………ぁ……ぁ……♡」
茉弘に頭と喉元を撫でられ、ピクッと弥生の身体が反応するようになったが思考が回ってない弥生はただその身に与えられる快楽に染まるしかなかった。
「ほら、目隠しと手錠外してやるよ。」
「はい……♡」
目隠しを外し手首の手錠も解除した茉弘は意識が朦朧としてぐったりしている弥生を抱き上げ部屋から出る。
出た後鍵を閉め忘れた事に気付かずに。
「ゆっくり休めよ。」
階段を上り地下から出て弥生の自室に向かい寝かせる。
ある程度液体は取り出したがまだ残っているかもしれないと、茉弘は指で掻き混ぜティシュで拭き取る。
「んっ………ふぁ♡……は…ぁ……」
「感じてるのか………可愛いな。」
拭き取る間も液体を取り出してはピクッと身体が反応し実に愛らしい反応をする弥生が愛おしいとさえ思っている。
「よし、これでいいな。おやすみ僕の可愛い弥生。」
「んっ♡………ごしゅじ………さま?」
唇にキスをした後弥生は目を開く。
眠いのか目が閉じそうになりながらも彼を見る眼差しは熱い。
「いいから寝ろ」
「ふぁ…………ぃ」
返事をした後ウトウトとし、弥生は眠りについた。
規則正しい寝息が聞こえ、彼女が眠りについた。きっと自分は今日の事を覚えてないだろう。眠ったら忘れてしまうからお酒を飲んで酔っている自覚もある。彼女はきっとシラフの時の僕に知られたくないのだろう。優しい自慢の彼女僕がその事実を知ったらショックを受けるって分かっているから。
(弥生の為に首輪は外すべきだな。)
首輪を外した後、弥生の部屋を出て、自室に向かった。
「あ、そうだ玄関に散らばった服も回収しないとな。」
そう言って玄関前に向かい、散らばった弥生の服と下着を回収してから彼女の部屋に入り衣類と下着は机に置いた。
(さてと、………僕も寝よ。)
弥生に毛布を被せてから部屋を出て自分の部屋に向かいベッドに入ってから眠ったのだった。
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