Daydream〜不可抗力の耽溺〜

「あの。あなたの目的を教えてください」
「目的？」
途端、男が真顔になった。
「僕たち2人をどうしたくて、こんなこと」
「え？決まってるじゃない。SEXだよ」
「SEX‥‥」
思わず、川瀬と顔を見合わせた。
言葉自体は聞いたことがあった。
しかしそれは男女のすることだし、
具体的に何をすればいいのか
ほとんど知識がなかった。

「僕たちはあなたとSEXするんですか」
川瀬が問いかけると、
男は意外な反応を見せた。
「残念ながら俺は勃たない病気だから、
キミたちにはオトナチンポを見せて
あげられない。SEXするのはキミたち
2人だよ」
「えっ」
川瀬は思い詰めた表情で僕を見た。