第十六章 新たな旅立ち

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心細かったに違いない、そんなみゆの気持ちに気づいて上げられないなんて) そこへ健志がやって来た。 「みゆちゃん、もう消灯時間はとっくに過ぎているよ」 「すみません」 「健志、俺は仕事がひと段落したら、みゆと一緒に日本に帰るよ」 「そうか、その方が俺も安心だな」 そして廉也とみゆは日本へ戻った。 みゆは廉也に抱いてほしくて、廉也にお願いした。 「廉也さん、私を抱いてください」 「みゆ」 廉也はみゆをベッドに組み敷いた。 みゆの頬に触れて、唇にキスを落とした。 みゆの身体が熱くなっていくのを感じた。 (ああ、廉也さんのキスは久しぶりでドキドキする) 廉也の唇はみゆの首筋を捉えた。 そして、バスローブを脱がせて露わになった胸のふくらみに唇を押し当てた。 「ああ、う~ん」 みゆは思わず甘い声が漏れた。 「みゆ、みゆ、愛してる」 「廉也さん、私も愛しています」
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