7人が本棚に入れています
本棚に追加
全員が食べ終わりゆっくりしているとジルが咳払いをした
「お前たちには明日から勇者と戦うための訓練をしてもらう、そう言ったな?」
「あ、そういえば言われたな」
「正直めんどーなんですけどー」
「急だったから覚悟とかも決まってなかったよね」
確かに
急に言われても混乱するだけだな
ただ何をするのだろう
「何をするのか気になっていると思うから説明しよう」
…こいつ人の心読めるんじゃね?
「まず剣術だ。これは全員受けてもらう。剣を使わない、剣を持たない者でもだ」
ふむ、剣術ってのは剣道とかとは違うのか?
「あのー、剣術ってなんすか?」
よく言った誠一郎
「そちらの世界にもあるだろう?確か…剣道、とか。それの実戦を想定したものが剣術だ」
なるほど分かりやすい
「…あの、ジル様。一つよろしいでしょうか…?」
お茶を飲んで休憩していたメフィさんがジルに声をかけた
「どうした?」
「スキルの確認は行われたのでしょうか?」
スキル?直訳だと技能とかだったか
「…俺としたことが、失念していたな」
頭を抱え込む魔王。うん、これはこれで面白い
「すまない、大切なことを忘れていた。お前たちのスキルの確認を行う。場所を移そう」
そういって私たちを地下へと案内した
…食べられないよね?
最初のコメントを投稿しよう!