夕食会

1/3
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

夕食会

召喚された広間?とはまた違った豪華な大部屋に来ている 長い机にたくさんの椅子 30人は余裕で座れそうだ 上座に座るのは国が傾くくらいの美丈夫、魔王ジル その斜め後ろにはメフィと呼ばれていた美女が控える 全員が席についたのを確認するとジルが口を開く 「皆集まった様だな。では、自己紹介をしてもらおうか……まずはそこのお前から」 そういって指名したのは先程うるさかった男だ 「えっ、俺?あ、俺は杉下誠一郎(スギシタ セイイチロウ)って言います。よろしく」 急に指名されたことに驚いていたがとりあえず名乗る 「ふむ、誠一郎か。では次はその隣のお前。」 次に指名されたのは委員長タイプの 「僕は高畑圭介(タカハタ ケイスケ)です。よろしくお願いします」 流石委員長タイプ。見た目通りの真面目っぷり 「圭介だな。ではその隣」 わお、見るからにギャルって感じの女が指名されたぞ 「はーい、あたしは奏。藤村奏(フジムラ カナデ)っていいまーす。よろしくー」 なかなかにギャルだな 「奏か。ではその隣のお前」 次の奴は…ん?こんな奴いたか? 「あ、えっと、僕は笠原新一(カサハラ シンイチ)って言います。よ、よろしくお願いします」 うーん、特徴のない平凡な奴だなぁ 「新一だな。では次は向かいのお前」 新一の向かいに座る美人を指名する 「私は一之瀬彗(イチノセ スイ)。よろしく」 顔がいいと名前もいいのか いや、名前がいいから顔がいいのか? 分からなくなってきた 「彗だな。ではその隣のお前」 おっと、次の奴も美人だなぁ 「私は笹脇京華(ササワキ キョウカ)よ。よろしく」 見た目がエッチすぎるな 本当に高校生か? 「京華か。ではその隣」 私の隣だな。って、うわー、なかなかにモテそうなイケメンだな 「はい、僕は大杉泰雅(オオスギ タイガ)。気軽に泰雅って呼んでね。よろしく」 こんなフレンドリーでイケメンならさぞモテただろうなぁ 「泰雅だな。では最後にお前」 おっと、私の番か 「えーっと、私は雪霧舞黎(ユキギリ マリ)って言います。よろしく」 いかん、つい無表情で名乗ってしまった 「ふむ、舞黎だな。これで全員の自己紹介は終わったな。ちょうど料理が出来上がった様だ」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!