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喜怒哀楽のなさそうな男に見えたのに、今は頬が上気して赤くなり、興奮して鼻から息をしている。
その色気のある姿にゾクゾクと痺れてしまった。
ぼんやりとしていたら、いつの間にか踊り子の衣装が取り払われて、自分だけ裸になっていた。
気がついて恥ずかしくなったが、次の瞬間、ガラハットが胸の頂に触れてきたので、変な声を上げてしまった。
「あっ、ちょ……んんっ、あっ!」
「ははっ、綺麗だ……。ここはこんなに可愛い色をしていたのか。もっとよく見せてくれ」
そんなところやめてと言う前に、ガラハットが吸い付いてきたので、リッツは息を吸い込んだ。
ころころと舌で転がされて、反対の頂は指でこねるように弄られた。
「ん…………あっ……め、……だ……そん……あっ……あ、ぁぁ……ん」
始めはくすぐったいだけだったのに、だんだんとむず痒い痛みになり、それが快感だと分かると、どんどん熱がこもっていくのが分かった。
「胸を弄られただけでこれか? 糸を引いているぞ」
「う……うそ、そん……あぅんんっ」
すでに下半身は熱くなってたまらない状態になっていた。
溜まれば淡々と一人で処理をしてきたが、こんな風に熱を感じたことなどない。
達したのかそうでないのかも分からない。
ソコは熱くて溶けそうになっていて、今もパンパンに張り詰めていた。
「俺も同じだ。もっとゆっくり愛したいが、今は……もう限界だ。何か……」
意味を察したリッツは寝台の横に置いていた鞄から、小さな瓶を取り出した。
ここまできてお互い止めることはできない。
ここに呼んだ時から覚悟をしていたのかもしれない。
ジェイのようなこの男からは、もう逃げられないと……。
「おい、これ……」
「勘違いしないで。座長からみんなへの支給品。治安が悪い場所でも舞台をやるから、身を守るために使えって」
「ますます、ここには置いておけないな」
パカンと蓋を開けたガラハットは、小瓶の中身をリッツの後ろにトロリと流しかけた。
「うゔっ」
植物性のオイルだと聞いていたが、冷たさにビクッと体を揺らすと、すぐにガラハットの指が蕾を押し開いてきた。
「狭いな……こんな場所に挿入るのか?」
「知らないよ……そんなの……」
お互い目を合わせて、ぷっと噴き出してしまった。
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