百年の愛は、運命の輪で踊る

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 向こうの話からすると、お互い初めて同士ということらしい。  あるのはわずかな知識だけで、無謀じゃないかと思ったが、ガラハットの指が増えていく度に何も考えられないようになった。  ガラハットの指がある場所に触れると、尻を浮かせてしまうくらいの快感で、リッツは自分でも考えられないくらい甘い声を上げてしまった。 「あ、あっ、……あうぅ……んっああっ」 「ここがいいんだな、少しコリコリしている」 「あんっ、だめっ……ふふぁあ……だ……ぁぁぁ……」  全体的に指で広げられていたが、ソコが気持ち良さそうだと分かると、ガラハットは執拗にソコを弄ってきた。  おかげで、リッツはガラハットの背中につかまって、足をだらしなく持ち上げたまま、どぶっと熱を放ってしまった。 「そろそろ、いいか」  ガラハットは衣服は脱がずに、ズボンの前を開いた。  そこからブルンと飛び出してきた、凶器のような大きさのモノに、ぼんやりした意識でもリッツは息を呑んだ。 「なるべく、痛くないようにゆっくりする」  向かい合った状態で、ガラハットはリッツの足を持ち上げて、蕾に自身を当てがった後、ぐりぐりと動かしながら推し入ってきた。 「んんんっ……んっあ……あ……っっ」 「くっ……すごいな……絡みつく」 「あっ……ふぅ……ぁぁ」 「狭いが……よく慣らしたから、かなり挿入ったぞ」  薄っすらと目を開けたリッツは、繋がっているところが見えて息を吸い込んだ。  心臓がバクバクと鳴って飛び出してしまいそうだ。  興奮で痛みは感じなかった。  ただひたすら、気持ちいいとしか思えなかった。 「……動くぞ」  興奮しきった目をしたガラハットは、我慢できないという顔で、鼻息を荒くしながら、抜き挿しを始めた。 「あ、あ、あ、っ……あっ……はっ……うう……」 「くっ……はぁ……はぁ……リッツ……」  自分の上で腰を振る男からポタポタと汗が流れ落ちてくる。  こんな経験初めてで、それが嬉しいと思う自分も信じられない。  始めはゆっくりとした動きが、だんだん速くなり、パンパンと音を鳴らして打ち付けられるようになると、リッツは首を振りながら快感に悶えた。  全身快感のかたまりになったみたいで、どこを触られても声を上げてしまう。  何もかも、気持ちよくてたまらない。
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