最高のサンドバッグとして

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最高のサンドバッグとして

 もちろん、お前の事も彼女には話してある。  お前はどうだ? 彼女に会う気はあるか?  ――そうだろうとも、相棒よ。  いつかあの子にとって、最高のサンドバッグになれるよう、俺達、まだまだ生きてみようぜ。  あの雪の日以来、俺の心は氷漬けになっていたけれど。必死に生きると決めてからはなんだか、雪解けをむかえつつあるかのように、息がしやすくなったんだ。
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