プロローグ

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プロローグ

何もない無人島。 手にはサバイバルナイフ1本。 水もガスも電気もない。 食べる物さえもない。 まずは火起こし。 木と木を擦り合わせる時に回す為の棒と、回す土台になる平たい木を探す。 最初から上手くいくとは思っていない。 生きる為だけに生きる。 そこに深い意味はない。 ハブやマムシを避ける為に、まずは先に長い棒を探して、それで草を避けていく。 全ては生きる知恵と知識のみから導き出したもの。 選択肢は2つのみ。 生か死。 それしかない。 まるで夢を見ている様な感じ。 でも、それは私の中にある遠い記憶だったのかも知れない……
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