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族のアジトの前に車が停止する。 先に踏み込んでいるのは、涼とメンツ達。 俺は車から降りてアジトの中に入る。 「俺達は煌蓮。そう言えば何が言いたいか分かるはずだ」 大きめな声で言うと、2階の部屋から数人出てきた。 「煌蓮だとしても、俺達は従わねぇ」 幹部と思える奴が言った言葉に答えず、少し待つ。 アジトの中では乱闘になっているけど、煌蓮のメンツ達に敵う訳もなく、1人、また1人と倒れていく。 カツカツと足音が聞こえ、俺の隣に立ったのは、煌弥。 煌弥の姿を見て、2階から飛び降りて来たのは、総長らしき奴。 俺の隣で、カチャ!と音がした。 煌弥が、手にしている物を見た総長らしき奴が足を止めた。
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