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5階にある煌弥の仕事部屋を軽くノックしたが、返事がないからドアを開け『はぁー』と軽く溜息をついてから、中に入りプライベートルームのドアをノックした。 コンコン 暫く待っていたが返事がない。 「煌弥、1週間も閉じ篭るのは良いが、書類にサインしてもらわないと、メンツ達に給料を渡せない」 中に聞こえる様に言うと、少ししてバスローブを羽織ったフェロモンがだだ漏れの煌弥が出て来た。 デスクに置いた書類にサインしている煌弥に伝える。 「明後日は椿学園の卒業式がある。それまでに、玲ちゃんからも話しを聞きたい」 煌弥は睨むように俺を見据えてくる。
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