340人が本棚に入れています
本棚に追加
5階にある煌弥の仕事部屋を軽くノックしたが、返事がないからドアを開け『はぁー』と軽く溜息をついてから、中に入りプライベートルームのドアをノックした。
コンコン
暫く待っていたが返事がない。
「煌弥、1週間も閉じ篭るのは良いが、書類にサインしてもらわないと、メンツ達に給料を渡せない」
中に聞こえる様に言うと、少ししてバスローブを羽織ったフェロモンがだだ漏れの煌弥が出て来た。
デスクに置いた書類にサインしている煌弥に伝える。
「明後日は椿学園の卒業式がある。それまでに、玲ちゃんからも話しを聞きたい」
煌弥は睨むように俺を見据えてくる。
最初のコメントを投稿しよう!