(9)

13/33
前へ
/353ページ
次へ
「ここから話すのは、煌蓮にも関わって来る事」 玲ちゃんの言葉を聞いた煌弥が『話せ』と言うと、また玲ちゃんが話す。 「アヤナミに居た人間達は、この街に住んでいる。 それも一般人として生きている。 そんなアヤナミの人間達は、他人を操る事が出来る。 お金を渡したり、覚せい剤を渡したり、色んな手段で他人を操る。 そして、アヤナミの人間達は、煌蓮が出来た事を知った。 煌蓮は、アヤナミの人間達が操る者達を、次々と潰していく。 それがアヤナミの人間達にとっては許せなかった。 だから、煌蓮のトップである烏を殺す事にした。 それも他人を使って。 私は、誰よりもその情報を手に入れ、行動に移した。 だから、烏を庇ったんじゃなくて、アヤナミの人間達の邪魔をした私が撃たれた事になる」
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

340人が本棚に入れています
本棚に追加