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「アヤナミの人間達は全員で15名。現在は、会社や銀行や金融会社に勤めている。お互いの連絡手段は、全てインターネット。でも、やり取りが終わったら、綺麗に削除しているから、痕跡は残っていない」 「それなら、黒の蝶って奴も、そのアヤナミの人間って事か?」 拓海がそう問い掛けると『違う』とハッキリ答えた玲ちゃん。 俺は、玲ちゃんが、ハッキリと答えた事を疑問に思い問い掛けた。 「違うって、どうして玲ちゃんが分かるの?」 すると玲ちゃんは、俺達に背を向けて、着ているワイシャツを、肩から腰までずり下げた。 俺達が座るソファと、煌弥が座るデスクチェアは、それなりに距離がある。
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