344人が本棚に入れています
本棚に追加
「私を助けてくれた人物は、その焼印を消すために、私に彫り師を紹介してくれた。
そして助けた人物が、私に黒の蝶と名付けた。
私が仕事の依頼を受ける時は、アヤナミの人間達の真似をした。
報酬金額の受け取りは、郵便パックに詰めるように指示して、それは私書箱に届くようにしていた」
笑う俺達を気にする事なく、玲ちゃんが話した。
「と言う事は、黒の蝶は、玲ちゃんなんだよね?」
俺は再確認するつもりで問い掛けると『そう』と答えた玲ちゃん。
「じゃあ、なんで烏まで入れたの?」
背中に烏の筋彫りを入れている事が不思議で問い掛けてみた。
「黒の蝶は黒の烏を選んだ。それだけだ」
俺が問い掛けたに答えたのは、煌弥。
その煌弥は、玲ちゃんにワイシャツを着せている。
他人にそんな事をしている姿なんて、今まで1度も見た事がない。
ある意味プレミア煌弥。
最初のコメントを投稿しよう!