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空間に立ち、隙間の先を見ると、3メートル先は行き止まりになっていた。
空間が、ある場所には木のドア。
シルバーのドアノブを握り、右に回してみたけど、鍵がロックされている。
ふと、ドアの横を見ると、小さな四角い箱が取り付けてある事に気づき、箱に手を伸ばし、蓋を開けると、電卓の様に規則正しく数字が並んでいた。
"よろしく"
数字を見て、浮かんだ言葉。
無意識に私の指先は、数字のボタンを〈4649〉と押していた。
すると、カチャ!とロックが外れる音が聞こえ、再度シルバーのドアノブを握り右に回す。
引っ掛かりがない。
ゆっくり手前にドアノブを引くと開いた。
中は真っ暗だと思った時と右手が動いたのは同時だった。
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