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ビルが完成したのは、煌弥の18歳の誕生日の日。
その日、ビルの完成祝いと煌弥の誕生日を、メンツ達と一緒に祝った。
事件が起きたのは、その日から1週間後。
煌弥が若頭として動くのは、風俗、キャバクラ、高級クラブ、ホストクラブ等、水商売と呼ばれる店の巡回の時だけ。
残りの仕事は、煌蓮総本部にある5階の仕事部屋で熟す煌弥。
巡回するのは、店の様子や不正がないか調べる為。
その時は、俺も涼もついて行くが、貴島組からも、組員が数名護衛をする為に来る。
だけど、煌弥は護衛がつく事を良しとしない。
俺と涼そして組員達を、上手く撒いて、1人で行動する事も多い。
『守られる事が恥』
いつも、そう言う煌弥から『すぐに来い』と連絡をもらったのは、俺と涼そして組員達が、煌弥に撒かれて数分後の事だった。
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