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第四話
「お前…本当はそっち側に行きたくなかったんじゃないか?」
「…うん、」
「でも、そっち側に行かざるを得なかった。もう耐えられなかった。」
「…うん。」
「お前は…自分が弱いと思うか?」
「…うん。」
「本当はあいつらの仲間でいたい。だから、関係のない俺を呼んだ。」
「…うん。」
その生徒の目から、涙が流れる。
「じゃあ、俺についてこい。お前を復帰させてやる。」
「…うん!」
「でも、また絡まれることがあるから、この言葉を覚えておけ。」
「かまってもらえるだけありがたいと思え。一人になった人間はすぐ死ぬ。」
「じゃあ、頑張れ。」
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