rempli de chocolat

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努力の甲斐あって、 川瀬の多くの取り巻きのひとりとなり 友達として認識はしてもらってはいるが、 川瀬と付き合いたいと願う女の子は多く、 僕は川瀬と同じ男子というハンデがある分 バレンタインでの告白をギリギリまで 躊躇した。 それにもし告白が失敗したらと不安で、 数日前から眠れない日々が続いてもいた。 でも結局、女の子達に混じって チョコレートを用意するに至った理由は? もしこのまま何もしないでいて 恋人なしの川瀬の心を引き寄せ、 恋人の座につく存在を目の当たりにしたら 後悔してもしきれないだろうという とても消極的なものだった。
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