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こんばんわ(^^)/
今回はちょっぴり、
わたくしの昔話をいたしましょう。
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むかしむかし、あるところに、Cowjiという売れも当たりもせぬ、物書きがおったそうな。その者は、日がな自分の中で体験したことや、怖いと思ったものを誰に教わることも無く、オリジナルホラー作品ばかり書いておった。
こやつは稀にひとの作品を読み漁り、勝手に足跡を残したり、星をなげたりしては、何か自分に得るものは無いだろうか…なんて、浅ましく思いながら徘徊しておったのじゃ。
するとそんなある時、気のいい若者が、『あなたはキリ番を踏みました。その褒美として、我にネタをリクエストすることを許可してやろう』と、上から目線で現れたのです(上から目線はウソですw)
それはわたしには恐れ多い、飛ぶ鳥を落とす勢いの【にゃんた】という有名な若人でありました。わたしは、おそるおそる、「それでは、〇〇というお題で、話を作ってくだせぇ」とお願いすると、『あいわかった、しばし待たれよ』と言い、姿を消したのです。
わたしは夢でも見たのかと思いながらも、来る日も来る日もその作品を待ち続けました。1月経ち、2月経ち、とうとう1年、2年と時だけが過ぎていきました。わたしはやはり、アレは夢だったのだと、そう思っておったのです。
そんなことも忘れかけていたころ、【にゃんた】はまたも不意に現れて、
『待たせたな。お前が望んだものを持ってきてやったぞ』と、わたしの前にそれを置き、姿を消し……たかと思いきや、早く読めと言わんばかりに、期待をこめた眼差しで見つめてくるではないか。
それは今まで気が付かなかったのだが、最初に出逢った時の、
ポセイドンのような荒々しく厳つい感じは微塵もなく、
アフロディテのように美しく、聡明な女神のまなざしで見つめられると、
もう今すぐに読了するしかない。
なんだか年季の入ったキャンパスノートに書き記されていたのは、
それはそれは何とも言えない気持ちにさせる、
愛のあるお話なのであった。
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…ということで、エブ親友である【にゃんた】さんに、実に数年ぶりにリクエストした題材で、書いていただいた作品です。
ちなみにお題は、当時わたしが飼っており、ハマっていた「ハリネズミ」でお願いしてありました。皆が、抽象的にお題を出している中、ちょっと意地悪しちゃったかもしれません。
https://estar.jp/novels/26204931
細かい経緯自体は、おそらく【にゃんた】さんのエッセイの方がわかりやすいので、こちら ↓ を参照してください。
https://estar.jp/novels/26204371
そして何より、そんな前のことを覚えていてくださり、わたしとしてはホントに嬉しい限りです。内容はネタバレになるので書きませんが、気持ちの籠った作品は、何よりもかけがえのないものなんだと思います。そういうのが、数々の優秀な作品を構成しているのでしょうね。
ということで、今回は作品紹介となりますが、存分にお楽しみくださいませ。
え?Σ(゚Д゚) 【にゃんた】さんに乗っかった売名じゃないよww
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