184人が本棚に入れています
本棚に追加
私はこれまで、自分のモノをしっかりと見たことがなかった。
だって、ふつう、自分の股の間なんて、見ないでしょう?
お互いに初心者同士。
藤孝様に見られる前に、きちんと自分の身体くらいよく知っておくべきだったと後悔する。
「藤孝様が弄っていたところ、どうなっているのかしら?」
一井家の風呂場で、こっそり手鏡に写して、私の秘めたる部分を見た。
「……ウソっ」
私が思っていたよりも、あまりに奇怪なその形に、絶句する。
こんなの、イヤ。
藤孝様にこんなに異様な部分を見せたなんて、恥ずかしいっ。
思わず、藤孝様の部屋に駆け込んで言ってしまった。
「藤孝様っ、アレを見ましたのっ?
ワタクシの……部分は、もう一生見せたくありませんっ」
最初のコメントを投稿しよう!