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『こんにちは「魔界族」代表の「龍」でございます… おふざけになっては困りますねぇ? ああ堅苦しい… テメエ! いつまでバックれてんだ! 俺達に関わらない事の約束書を出すように命じたよなぁ? 無視するって事の意味を分かっているのか! お前消すよ… あと、俺達のこと嗅ぎ回っているようだなぁ? いい度胸だ…』 「…「リュウジ」これって? どうして俺の携帯にメッセージが?」 『…』 「リュウジ」は少し考え込み… 『…「晃」考えろ何故「魔界族」がお前の携帯の番号を知っているのか? その要素は何処にあるのかを?』 「…「リュウジ」奴からの連絡は会社だけであり俺の携帯の電話番号は知らないはずだ? どして知っているのか?」 『…「晃」「アヤノ」さんの自殺後携帯番号変えてなかったんだよなあ? 身内以外にお前の携帯番号知っている奴は俺… 俺とのやり取りは外部に漏れないように行なっている。 するとその他には? 「晃」よく考えろ! 「魔界族」と関係がある奴、佐竹か?』 「いや、佐竹は俺の携帯番号知らないぜ?」 俺は考え込んでいた。 「誰なんだ?」 俺はもう一度過去を振り返る… 「….「アヤノ」が死んでからの変化? 「アヤノ」が俺に残したもの? あ、ボイスメッセージだ… 桝本そして「ユウ」…」 俺は記憶の糸を手繰り寄せていた。 「あ、プロダクション… 「アヤノ」が所属していたプロダクションのマネジャー桝本は知っている? 「アヤノ」の身内責任者として俺の携帯電話を教えている… あ、ヤバイ「アヤノ」のボイスメッセージに桝本は「ユウ」と関係を持っていると?」 『それだ! 多分「ユウ」は「魔界族」の一因であり… その筋から多分…』 俺は身体が震えていた… 「…「リュウジ」俺達が裏カジノについて調べている事「龍」は知っていたなぁ? どうする? 既にこの辺りも奴は調べているなぁ? ここから離れるか?』 俺はどうすれば良いのか途方に暮れていた。 『おい、おい「晃」お前大丈夫か? こんな事分かっていただろ… 奴は最悪、最低の人間でありそして「ユウ」も同じ種族であると… また怖気づいて… 気持ちはわかる俺だって怖いさ… でも覚悟を決めた綾瀬さんのために絶対奴ら「魔界族」を許さないと… お前も「アヤノ」さんのために俺と同じだよなぁ?』 「そうだ… 「リュウジ」「魔界族」を復讐する覚悟はあるが家族のことを考えるとどうしても脚がすくむ… そして弱気になる… 何度もお前の覚悟を聴いているのに?」 『そうか、お前に手を引けと言ってやりたいがもうそんな事言ってられない! ここまで「龍」に知られてしまったから…』 「プッ、プッ、プッ…」 すると俺の携帯に呼び出し音が… かけて来た人物はやはり…
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