34人が本棚に入れています
本棚に追加
10.
「…「陸」さん、「森」さん降伏して我々に協力して下さいよ…
悪い様にしない…
あ、そう最高幹部の「雅」さん貴方も「龍」と「ユウ」に従うのですか?」
山神は諭す様に根気よく語りかけていた。
『山神!
てめぇうるせえんだよ!
何語ってんだ!
「雅」こっちに来い…』
「雅」は警察突入を阻止するため格闘会場中央にいた。
そして「龍」「ユウ」がいる格闘会場入口に「雅」を呼び付けたのであった。
『お前達、分かるよなぁ?
もう道は一つだ俺様「龍」について来て「ユウ」が描く新しい世界を創るんだ!
おい!「雅」早くここに来い!』
「龍」に助けられ忠誠を誓った「雅」ではあったがその場から動くことはなかった。
しかし「雅」は少年院で「龍」によって救われた恩義があり「龍」「ユウ」がいる場所に向かい到着したのであった。
「新しい世界ね?
「陸」さん、「森」さん、そして「雅」さんもう「龍」と「ユウ」の戯言に付き合うのは辞めましょうよ?」
『テメェ!
あたいが描く未来を否定することだけは許さない!
地獄に送るよ!』
『バッキューン』「ユウ」は山神の言葉に怒りを抑えられず銃を天井目掛けて発砲した。
「またですか?
あなた方の取締役である「ユウ」と代表の「龍」はこんな血の気が多い人で使えなくなればモノの様に捨てる…
そんな人ですよ?
分かってますよね?
繰り返しますがここで降伏して自首すれば悪い様にしない…」
山神は銃の発砲に臆すること無く淡々と語っていた。
すると、ギャラリーの頭に銃を突きつけていた「陸」と「森」に変化が…
銃をギャラリーの頭から離し俺たち警察が集まる場所に銃を向けたのであった…
最初のコメントを投稿しよう!