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「魔界族」である悪の根源「龍」と「ユウ」は呆気なく取り押さえられ本庁に連行された。 そして、ギャラリーであるセレブは賭博容疑として検挙され事情聴取を受ける事になり担当の署である港北警察署に連行されたのであった。 俺たちが「魔界族」である「龍」及び「ユウ」を逮捕する事で懸命であったがその傍ら佐竹と港北警察署長の問答が行われていた。 「お前、ここで何してる? そんな覆面を持って?」 『署長、私は刑事課長としてこの裏カジノに潜入し「魔界族」を壊滅させるために行動しておりました!』 「ふ〜ん?」 『署長! 私は命懸けでした!』 すると署長は俺と「リュウジ」の顔を見て頷き… 「ほお、そうかい… では聞こう、何故ここまで「魔界族」がこの地に蔓延りこんな裏カジノを作り上げられたんだ? お前がここに潜入して何故もっと早く私に報告しなかったんだ? こんな状況になって港北警察署は神奈川県警及び本庁の恥であると… お前は私に恥をかかせた? ここの情報を聴いたのは本庁山神捜査官からだ… そして、動いてくれたのは本庁特使捜査官である久家君と一般人である。 桜井さんと「リュウジ」君だ!」 『しかし、署長私は…』 「佐竹! 見苦しいぞ! お前は金のためにこの「魔界族」「龍」の下部となり警察の情報を垂れ流しにした。 そしてお前は殺人にも関与した! 私にここまで言わせるのか! 常に国民の安全を考え仕事に邁進していた綾瀬刑事をお前は「魔界族」に売ったんだぞ! それも我々の警察署前で射殺するように! それでもお前は白を切るのか!」 署長は激怒し佐竹を睨み付けた。 そして署長が… 「でも佐竹お前は地に堕ちた… 「魔界族」の「龍」「ユウ」に騙され良いように使われた… 本当、情け無いこんな部下を持ってた私は… すまなかった桜井さん「リュウジ」さん。 そしてありがとうございます山神捜査官、久家さん…」 すると佐竹が… 『仕方なかったんだ、俺自身を守るために奴らに加担するしか無かったんだ!』 「もう良い佐竹! ゆっくりと罪を償ってもらうからな! 佐竹を連行してくれ!」 署長の指示により警察官が佐竹を連行したのであった。
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