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自殺したタレントとはアイドルグループ「ブロウ」のリーダーとして活躍していた「アヤノ」であり俺の妹であった。 「ブロウ」はコンサートを中心に映画・バライティなど出演し個性的ではあるが気取らないメンバーの性格が若年層からお年寄りまで幅広く人気があった。 「ブロウ」のメンバーは大人しく可愛い「コト」…切れ長の目が美しく優しい「ノリ」…そして勝手気ままな性格で自由奔放な「ユウ」…メンバーは4人で、その「ブロウ」のメンバーをまとめていたのがリーダーの「アヤノ」であり… 「アヤノ」は俺の自慢の妹であった。 「え、どうして俺に連絡が無いのか?」 俺は独り言を呟いた。 そして、鞄の中にある携帯を確認した… 「しまった!」 昨日、充電したまま家に置いて来てしまった… 俺は公衆電話から「アヤノ」が所属するプロダクションのマネジャーに連絡した。 「ハイ…」 「…今、ニュースを見て…「アヤノ」の兄です….」 「すいません、携帯電話を忘れて…」 「そうでしたか…」 「それで「アヤノ」が自殺…嘘ですよね?」 「…」 「ご愁傷様です…」 「何故?」 「詳しい事は分かりませんがかなり誹謗中傷されていたと?」 「…」 「…「アヤノ」は今どこに?」 「新宿警察署に….」 「ありがとうございます…」 俺はその足で新宿警察署に向かった。
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