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10.
『チクショウ!やられた…
これで100万だ!』
佐竹 由紀夫 港北警察署 刑事課長 45歳…
佐竹は有名なK大学を卒業し公務員試験を受け警察学校で仕事の基礎を学びキャリア組として本庁に配属された。
そこで警察としての組織体制など管理を学び2年前に港北警察署 刑事課長として任命され指揮を取っていたのだ…
佐竹の生い立ちは父親は大手企業の取締役会長であり佐竹は幼い頃から英才教育を受け幼稚園から大学まで一貫した学校に通い何不自由無い生活を送っていた。
大学卒業後、佐竹は父親の会社を選ばす国家公務員として警察官の道を選んだのであった…
佐竹の家族構成は妻と4歳になる娘が居て父親が保有する土地横浜の山手に一軒家を建ててもらい暮らしていた。
佐竹の性格はクールで温情や思いやりに欠け常に自分が一番であると自負し…
支配力があればなんでも手に入ると思っているからだ。
佐竹が警察官を選んだのは支配力であり法により一般市民を支配する事に興味を持っていたからだ…
簡単に言うとその色が「白」であっても佐竹が「黒」と言えば「黒」であると…
そんな力が警察にはあると佐竹は感じていたからだ。
佐竹の野望は課長職に留まらず警察組織全てを支配すると心に秘めていたのだ。
しかし、佐竹の野望も金の魔力によって奈落の底へ堕ちて行ったのであった。
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