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13.
『おう、「雅」お勤めご苦労だったなぁ?
ところで佐竹は誘いに乗りそうか?』
「…「龍」今のところ50:50ですね?
俺に佐竹が警察官である事を強調し国の治安を守るとか言ってました…
しかし、仕事以外に株やらギャンブルやらで儲けている事を告げると顔色が変わりましたよ…
そして「龍」と同じ匂いがすると付け加え野心の塊であると伝えると…
「話しにならん」なんて言ってましたが満更でもなく顔が上擦ってましたよ…」
『…「雅」、詐欺・窃盗・強盗などで儲けた金を出資し大規模な事業を考えている…
わかるよな「雅」?』
「…」
「なんとなくわかるぜ「龍」大規模でなんでもありの裏カジノでは?」
『おう、正解だよ「雅」…
佐竹は警察官、刑事課長であるが奴の根底にある人格は「悪」であり自分の欲を優先する…
俺たちと変わらない生き方をしていると…
佐竹と俺たちの違いは一つだけでそれは育ちだ…
奴は裕福は家庭に育ち生活に困ることは無かった。
しかし、佐竹は平穏なありきたりな生活から抜け出したく常に野望を求めていた。
野望は人を支配する事でそれには金が必要であり…
その金を増やしてやる手段を佐竹に与えてやろうとね?』
「え、「龍」佐竹に金を工面してやるのですか?
そして警察組織を「魔界族」が牛耳るのですか?」
『…「雅」お前もおめでたいやっだなぁ?
佐竹にいい思いはさせない。
裏カジノで佐竹の金をむしり取るんだよそして警察組織を「魔界族」が支配するのだ!
まあ、まずは港北警察署からだが…』
「分かりました「龍」…」
すると実行部隊として動く幹部である「陸」と「森」が「龍」と「雅」の打合せ部屋に入ってきた。
『おう、お疲れ様「陸」「森」裏カジノの物件でいい場所あったか?』
「…「龍」おもしろい物件があり押さえておきました…」
『そうかその物件の話しを聴こうか?』
その裏カジノの物件は新横浜駅から車で10分離れた北新横浜駅近くにある廃墟ビルであった。
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