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「…「龍」俺が知り合った元アイドルグループ「ブロウ」の「ユウ」って女はかなりしたたかで… 仲間を陥れて自分がのし上る事しか考えていない… 何せ金のことしか頭に無い! まあ、俺たちと同類なのです。 「ユウ」と出会ったきっかけは新宿の繁華街でした。 若い女が俺に声をかけてきました… 『お兄さん、遊ばない』ってね? 俺はその時… 「おい、おい大丈夫か? 大ぴらにこんな事やって… お嬢ちゃんたちこんなところで?」と話しかけた… 声をかけて来た女は少しケバイ格好をして化粧が厚めでしたが… はっきり女子高生だと分かったのです。 俺に声をかけた女が… 『分かったわ…』と言って手を振るとその他何人かの女が集まって来て俺が持っていたサイドバックを盗もうとしたのです。 俺はサイドバックを盗もうとした女を払い除けると… 『痛えじゃあねぇかよ!』と逆上し 女はデカイ声を上げたのです。 そのデカイ声を聞き付けて来たの女が元アイドルグループ「ブロウ」メンバーの「ユウ」だったのです。 「ユウ」は5人の女子高生に売春させていたのです。 すると「ユウ」は俺を見た瞬間同じ匂いを感じたのか… 『大変失礼しました、私はこう言う者です…』 「ユウ」は俺に名刺を差し出したのです。 その名刺には芸能プロダクション取締役の肩書があったのです」 「何故俺に?」 俺は「ユウ」に問いかけると… 『多分今後良きビジネスが出来ると…』 その後俺は「龍」と詐欺や強盗などの事業をしてたので「ユウ」の存在を忘れていたのです。 そんな事から「龍」の考えている芸能関係者の誹謗中傷や恐喝による事業に「ユウ」は打って付けな人材であると… 「ユウ」はかなりグロいですよ… 表向きは芸能プロダクションですがしかし… 裏は若い女をしゃぶ漬けにして売春させる組織を構築しょうとしています。 俺たちの事業の事も「ユウ」に話していて明日、この事務所に「ユウ」が来ます…」 『おう、「雅」そこまでやってくれたか? 助かるぜ… なんか凄い女が加わるなぁ? 明日が楽しみだ…』 「龍」は上機嫌であった。
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